2014年7月24日

ポータブルCDプレイヤー(SONY D-CJ01)

2002年2月に発売されたソニーのポータブルCDプレイヤー、D-CJ01 です。
SONY が MP3対応のWalkman を日本で発売したってことで当時は話題になったモデルです。


AV Watch ソニー、CDウォークマン初のMP3対応モデル
―ポータブルMP3 CDプレーヤー最長の24時間再生
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020122/sony2.htm
 D-CJ01は、通常の音楽CDに加えて、CD-R/RWに記録したMP3ファイルが再生できるポータブルCDプレーヤー。同社では、CD-R/RWドライブや、カーオーディオなどではMP3対応モデルを発売しているが、CDウォークマンブランドのMP3対応モデルは初となる。

AV Watch 新製品プレビュー第23回ソニー「D-CJ01」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020207/npp23.htm


音質評価なども掲載されているレビューはこちら。
マイナビニュース
【レビュー】CDウォークマンのMP3対応モデル「D-CJ01」 (1) CDウォークマンのMP3対応モデル
http://news.mynavi.jp/articles/2002/02/07/d-cj01/03.html

2000年頃からポータブルCDプレイヤーで CD-R/RW に MP3ファイルを書き込んだメディアを再生するという使い方が「新しい」とされていました。
それまでだと聞きたいCD(CD-DA、つまりは音楽CD)をたくさん持ち歩くしかなかったものが、一枚のCD-R/RWに複数枚のCDを収録できるというこの方法は、カーオーディオなんかにもよく使われていました。
(クルマの場合、このおかげでCDチェンジャーという製品が消えることになりました。いまだとクルマ向けにはUSBメモリに入れたMP3形式のファイルを再生する機能ってことで名残があったりします)

で2000年代初頭は、あの SON YがMP3 に対応するなんて! という感じで新製品発売の報を知った記憶があります。
(系列の AIWA では2000年にMP3対応のCDプレイヤーを発売してたけど、まさか Walkmanブランド でとは思わなかったという話。当時は DRM保護された ATRAC を使えというのが SONY流 でしたんで)

2万円弱という販売価格は当時の感覚からすれば妥当な感じだったかと思います。
Windows OSに対応した iPod の発売が2002年9月iPod mini の発売は2004年1月、iPod の価格破壊モデル、初代 iPod Shuffle の発売は2005年1月です。付け加えると Windows OSで動く iTunes のリリースは2003年10月


ということでざくっと紹介していくとこんな感じ。
上蓋の外周部が透明で、中に入っているCDのレーベル面がよく見えるデザイン。

派手なレーベル面のCDを入れると映えます。


音飛び防止機能の G-PROTECTION の切り替えはメカニカルスイッチ式です。(1と2の切り替え式。2の方が音飛びに強い、バッファーに圧縮して再生するというモードになります)
電源は単3電池2本、またはDC4.5V(センター+)となっています。


ガム型充電池を採用していないので分厚いです。
結構ずしりとした重さ。(現行モデルのD-NE241とほとんど同じなんですけど、見た目がより重く感じます)


左側面のヘッドフォンジャックの隣にあるのは、SONY共通のリモコン端子(D-NE241のリモコンでも動作しました)、黒い3.5mmミニステレオ端子はアナログラインアウトです。


上蓋の液晶部はCD-TEXTやMP3のIDタグに対応しているものですが、日本語には対応していません。起動時にWalkmanロゴが表示されます。




電池の持ちは取説より。
ニッケル水素充電池と通常の音楽CDでの再生で連続再生約22.5時間というのは長いです。


省電力モデルなんだなと思うのは、再生時間の長さ。
現行のD-NE241がアルカリ電池でCD-DA再生時に16時間(G-PRO ON時)に対し、D-CJ01はアルカリ電池で約31.5時間(G-PROTECTION 1)と大きな差。
年代としてもそうですが、新しい世代のCD WALKMANだなと感じます。

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