2014年6月29日

Mikiki - タワーレコードのミュージック・レヴュー・サイト

タワーレコードの音楽情報と言えば、フリーマガジンの bounce を筆頭にいろいろあるわけですが、そういう紙媒体だけじゃなく、Webメディアとしてのサイトというものも始まっています。

Mikiki - music review site


bounce の記事をタワーレコードオンラインのコンテンツとして再掲する試みは以前も行われていましたが、転載というだけじゃない取り組みになっているのが今回の Mikiki というWebコンテンツです。

Mikiki | Mikiki 立ち上げにあたって | お知らせ
「Mikiki 立ち上げにあたって」
この度、タワーレコードでは新たにミュージック・レヴュー・サイト「Mikiki」を立ち上げることとなりました。「Mikiki」のコンセプトは、音楽をもっと聴きたい、知りたい、楽しみたい人のための〈読んで〉〈聴ける〉ミュージック・ガイド・メディア。音楽好きを自負するタワーレコードが、“目利き”ならぬ音楽の“耳利き”として、ネット上にボーダレスに広がり続けるあらゆる音楽を、音楽好きの目線で取り上げて紹介していくサイトです。

「みきき」つまりは、見聞きするってことをコンセプトにしているだけに、いままでのタワーレコードのサイトでは表現できなかった部分、45秒のストリーミング試聴だけじゃなく、YouTubeの動画をぺたぺた貼ってあって記事を読みつつ、音楽を体感してというつくりになってます。


加えて商品リンクも従来だったらタワーレコードオンラインへのリンクだけだったはずなんでしょうが、iTunes Storeへのリンクも用意されているのが斬新。

http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/1564


基本的には bounce での特集記事、レビューの再掲なんですが、前述の通り、動画(PV)が文章と文章の間に入っていることで、紙面だけだったらすっ飛ばしてしまうようなところをYouTubeにアップロードされている動画(音楽)を使ってついつい再生してしまう、再生してみたらこれってこういう音楽だったのか、などと新たな発見があったりするわけです。(紙面だとジャケ写真+文章なんで、どんな音楽なのかは想像するか検索して調べるかしかないわけですから、未知の音楽だと想像するか、読み飛ばすかでしょ)

個人メディアとしての取り組みではこういう使い方は以前からあったわけですが、タワーレコードという音楽を売ることを商売にしている会社がこういうことをやるってところに自分のところの売上にならないかもしれないけど、とにかく音楽好きな会社なんですという姿勢に好感を抱きます。
(オンライン媒体なわけで、あえてリンク掲載しているiTunes Storeで購入になったり、競合となるAmazon.co.jpで購入されちゃうかもしれない、またはYouTubeでの再生だけで満足されちゃう可能性もあるわけだけど、それでもいいという判断なんでしょう)

新譜だけじゃなく、旧譜の取り上げも積極的で、「廃盤なので掲載できない」という足かせがあるようなのは残念なんだけど、この辺は廃盤でも中古盤は豊富にあるわけで、紹介しちゃってもいいんじゃないのかなぁと。(タワレコはHMVのように中古盤を扱っていないから来る制約なんでしょうが、ギョーカイ全体のことを考えればそんなの気にしてる場合じゃないかと思うし)

そうそう、日本のミュージシャン、海外のミュージシャンという括りはあるものの、いわゆる「洋楽」と「邦楽」を一緒に扱っているのが最近のコンテンツらしいな、と思いました。

例えばこんなの。
Mikiki | 【特集】94 'til Infinity ~1994年のアルバム~(1) | COLUMN | R&B / HIP HOP
http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/1196
連載一覧はこちら。
http://mikiki.tokyo.jp/search?keyword=94%20’til%20Infinity

Oasis や Blur、Weezerの間にオザケン(小沢健二)や電気グルーヴが入っていても違和感無いですもんね。(当時を体験してるからかもしれないけど)
(ちなみにこの特集記事、ブックオフの250円棚改め280円棚の常連さんがたくさん出てくるんで、この記事読んでブックオフに走る人が多い予感)

現時点では4月以降の蓄積分ということで、まだまだコンテンツとしてはもの足りなさを感じますが、bounce などの媒体での記事がオンラインコンテンツ+α(YouTubeのPV)がこれからどんどん蓄積されていくことになると思うので、今後に期待しています。

2014年6月23日

小さめ好きには引っかかる エプソンダイレクト Endeavor NY40S

エプソンダイレクトから Endeavor NY40S という小型なノートPCが発売になっています。

EPSON DIRECT Endeavor NY40S
http://shop.epson.jp/pc/note/ny40s/


仕様をまとめると、
  • AMD デュアルコア E1-2100 APU
  • メインメモリー/スロット 2.0GB・4.0GB(PC3L-12800 DDR3L 1600MHz SDRAM)(1333MHzで動作)/SODIMMスロット(204ピン)×2(シングルチャネルで動作)
  • APU内蔵3Dグラフィックス(AMD Radeon™ HD8210 グラフィックス)
  • 11.6型HDあざやかグレア液晶(LEDバックライト)
  • 1366×768(HD、約1,677万色) 
  • 2.5型HDD 500GB(シリアルATA 600MB/s 5400rpm)
  • 外形寸法(幅×奥行き×高さ) 297×193×36mm(突起部除く)
  • 質量(バッテリー含む/基本構成時) 約1.2kg

というもの。
CPUは決して高速とは言えないものですが、小型でそこそこ軽く、価格も基本構成価格 (税抜) で39,000円(税込42,120円)からと安いのが魅力。

PC Watchのレビュー記事
エプソンダイレクト「Endeavor S NY40S」
~税込み42,120円からの格安11.6型モバイルノート
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/review/20140617_653645.html

DELLでも安いの出てるし、わざわざという感もありますが、NetbookっぽいPCを望んでいる人には良い選択肢なんじゃないかと思います。

ただ、安いだけあって、CPUが旧世代低価格品だったり、ストレージが500GBのHDDだったり、USB3.0ポートが1つだけ(他にUSB2.0が2つ)だったりと、ダメじゃんと言える部分が多いのも実際なんですけど、縦方向が768dpiあるので、縦方向が狭くて不便という問題はなんとかクリアできているし、EPSONダイレクトのPCは「いじりやすい」から安くなってきた256GBのSSDに換装して使えば結構サクサク動くんじゃないかなどと妄想してしまいます。

OSが Windows 7 (64bit) となっているので、Windows 8系のUIはちょっと・・・という人向けでもあるんですが、この点については、私はWindows 8.1 updateでいいんじゃないのかなと思っています。

DELLだと 2 in 1のタッチパネルモデル(New Inspiron 11 2 in 1)が49,980円からなので悩むところですけどもね。
こちらは Windows 8.1 搭載。



私の場合は、VMware FusionでWindowsOSを動かすのがメインですけど、Windows 7って見た目はすっきりしてるし、従来からのUIを踏襲しているけど、軽くなった Windows Vista(化粧をしない状態のWindows Vista)という感じがして、そんなに優れたOSだとは思っていません。

Windows 8はたしかにひどかったけど、Windows 8.1、そしてWindows 8.1 update(ああ、ややこしい)とバージョンが上がってきて、Windows 8が出た当初の余計な仕様が改められつつあるので、そんなに悪いもんじゃないよと。(それでもタッチを前提にしているかのような画面メッセージが出てうんざりしますが)

2014年6月22日

Amazon Music - Amazon Cloud Player から変更に

AmazonのMP3ストアがAmazon デジタルミュージック に変わりましたが、楽曲の管理ソフトも新しくなっています。

以前は Amazon Cloud Player という名前でしたが、Amazon Music とシンプルな名前に。


アイコンもシンプル。(以前は黒ベース)

ダウンロードはこちらから。
Amazon.co.jp : デスクトップ版 Amazon Music


PC用(Windows用)と MacOS用 のデスクトップ版、Web版、Android版、iOS版と再生環境が充実しているのは継続しています。

無料曲を含め、「購入」するとこの画面が出てきます。


起動後の画面。以前と同じなんだけど、サクサク動く感じ。


iTunesへのエクスポート(iTunes側から見ればインポート)機能も以前と同様。

バージョン情報


ということで、iTunes Store よりも Amazon で楽曲を購入することが多い私には大きな変化です。

HP 9009(265987-001) - HPの英語配列PS/2キーボード

HP製デスクトップPCに付属していたPS/2接続のキーボードです。
HPの同時期のものとしては、9109 というキーボードを紹介していますが、9009 は上部にホットキーが付いているのが特長。

PS/2キーボードなので、USB変換してMac miniに接続しています。


上部のケースが手前側から奥にかけて弧を描くような凸形状になっているのでキートップも中央がふくらんだように感じるデザイン。

HPロゴの印刷は青系のもの。
ホットキーは専用のソフトで設定するようになっており、MacOSではキーを押しても無反応でした。残念。何かしらのキー反応があれば割り当てちゃうことができるんですけどね。
ホットキーの部分はクリア素材のパネルになっていて脱着可能。


キートップはグレー系の黒。
Back SpaceとEnterは横長で、バックスラッシュはBack Spaceの下にある配置。


Caps LockのLEDはオレンジ。うっすらと点灯。



底面のラベル部。


Model No: 9009
Assy P/N: 265987-001 DOM
Spares P/N: 323686-001

キートップを外してみたらこんな形状。
HP 9109 では十字型の穴でしたが、HP 9009 では四角の穴になってます。
同じHPの似たデザインのものでも結構いろいろあるもんですねぇ。


底面のチルトスタンドは小さめのもの。横方向に立ち上がるもの。
滑り止めは手前側に楕円のものが2つ。


打鍵感はちょい重め、底まで押してもまだ押せる感じがあるもの。
長文を入力してもそんなに疲れない感じがするけど、これはキーのON位置が押しはじめから近い位置にあるからかもと思いました。

ホットキーがMacOSで認識されない(キーコードを認識できない)のが残念。
キーコードさえ認識できればカスタマイズできますものねぇ。


コーヒーのネルドリップ ネルの保管が面倒なら冷凍がおすすめ

コーヒーの淹れ方、ペーパードリップだけじゃなく、コーヒープレス(荒く挽いた豆と湯を注ぎ、メッシュのフィルターで濾して抽出するやつ)を使ったりとかバリエーションが増えてます。

で、コーヒーのネルドリップ、器具というかあのネルの保管がなかなか面倒で、ペーパードリップのように使い捨てじゃないもんだから、使い終わったら水でよくすすいで水に浸してタッパーなどに入れた状態で冷蔵庫で保管、水も定期的に交換して・・・と面倒なんです。

とはいえ、やっぱりペーパードリップじゃ出ない味(抽出温度も関係すると思うけど)があるので、ペーパードリップをいろいろ試すとどうしてもネルドリップが気になる存在に。

で、ネルドリップの敷居(使ったネルの保管)をぐんと下げるのが、使い終わったらネルを水洗いし、絞ってから冷凍庫で保管する方法。

これだとネルに染みこんだコーヒー豆の油分も酸化しにくいし、定期的に水を交換する必要も無し。結局は布なので、水で簡単に解凍できますから、電子レンジで解凍する必要も無し。

ということで、ジップロックなどの密閉袋に入れて冷凍保管し、使う時だけ出してます。




2014年6月21日

動画紹介 中山うりのツアー映像と新曲PV

中山うりという人、iTunes Storeの「今週のシングル」で注目を浴びたり、「みんなのうた」に曲(回転木馬に僕と猫)が採用されたりとかのトピックスもあるものの、地味に大好きというか、出たアルバムは必ず買ってますという存在。

この数年だけでも、仙台とか石巻とかにもいらっしゃってるんで、実際に見にいける感があったんですが、残念ながら。で、次こそはと思っています。

で、最新アルバムの曲じゃないんですが、この動画、2013年のツアー、福岡での様子を収めたものなんですが、なかなか会場の雰囲気というか、音の雰囲気がよく出ていて良いなと思った次第。

▶ 中山うり/寝ても覚めても - YouTube


おすすめはこちら。

▶ 中山うり/生活の柄 - YouTube


ライブハウスでの録音って条件を考えれば音そのものも良い方だと思いますが(オフマイク気味ではありますが)、映像があるとやっぱり違いますね。

そして、NHK「みんなのうた」でお馴染みの曲。

NHK みんなのうた - 回転木馬に僕と猫 - 中山うり
http://cgi2.nhk.or.jp/minna/search/index.cgi?id=MIN201012_01

▶ 中山うり/回転木馬に僕と猫 - YouTube



最後は新曲のPVです。まだ注文してなかった!買わなくちゃ。

▶ 中山うり/『時々ドキドキ』 PV - YouTube


猫ジャケなんだけど、アルバムタイトルは鰻(うなぎ)。



2014年6月20日

DELL SK-8110 - ごく普通なメンブレン英語配列PS/2キーボード

DELLのデスクトップPCに付属していたキーボードなので、見たことあるぞという人が多いモデルかと思います。

同じ形状をしたシリーズには、NMB(ミネベア)製のものと Silitek製の2種類があり、NMB製は人気あるけど、こっちはそんなんじゃないよね、というもの。
(NMBだとRT7D20という型番です)
以前紹介した、DELLのSK-8115と同じとこが製造しているものだそうで、中国製です。
日本語配列のものも数多く出回っているので入手性は高い(容易)かと。

フルサイズなので大きいです。マルチメディア系のホットキーは一切無し。
(ホットキー付きはSK-8100となります。ケース形状は同じもの)


Windowsキーのロゴが古いです。


中央にはDELLのロゴが大きめに。
ちょうどこの上にはDELLの液晶モニタが位置しているので、Apple の Mac mini なのに、入力と出力が DELL という不思議な感じ。


Enterキーが横長、バックスラッシュがBack Spaceの下という配列です。

LEDは緑色。それなりの自己主張度合い。


底面のチルトスタンドはNMB製のものよりも幅があります。(NMB製の同形状モデルはスタンドが細い)
滑り止めは手前側は普通サイズ、奥はチルトスタンドの隣に小さく。


底面のラベル部。Model: SK-8110 と記載があります。


キートップを外した状態。
四角いキートップ兼スライダとなっています。


打鍵感は軽めではあるものの、底付きの感じがあまりよくなく、指への反発が強く長時間の打鍵はご免被りたいなと思います。(すでに指先がしんどくなってきてます。まだそんなに打ってないのに)

同じ形状のNMB製とは打鍵感が異なりますんで、入手する時は底面のラベルをよく確認した方が良いかと思います。(中国製がSKモデル、タイ製がNMBモデル)
(並べてみればスタンドの大きさが明かに違うんでわかるかと)

Compaq 5188-0989 (Model No:5137) PS/2接続だけどホットキーありの英語キーボード

Compaq と言っても最近の人にはピンとこないのかもしれないなぁと思って調べてみたら、HP(ヒューレットパッカード)がCompaq(コンパック)が合併したのって2002年だったんですね。一部の製品では HP COMPAQ ブランドが残っていたりしたけど、もう12年かぁという感じ。

PC Watch HP、Compaqの合併完了を正式発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0507/hp.htm

まぁ、そんな Compaq ブランドのキーボードなわけですが、有名なものだと NMB(ミネベア)製造のキーボードがあったり、サーバ向けだとラックマウント用の Cherry製キーボードがあったりと、中古キーボードとしての流通もそこそこあるんじゃないかと。
(昔の DELL製PC用のキーボードには、メカニカルスイッチ採用なものとかもありましたけどもね)

特長は配色とケースが薄いってことでしょうか。
FILCOのパームレストを並べて配置するとパームレストの方が高い状態。(チルトスタンドを立てた状態)


パンタグラフ式じゃない、普通のメンブレンキーボードなのですが、最近のもののような感じで当時としては薄型だったんじゃないかと。
配色はグレーのキーと黒いケースということで、なかなか良いんじゃないかと思います。
(単一色のモデルもあったようですが)

Windowsキーのある104キー英語配列(ASCII配列)+ホットキーとなっています。
ESCの行が長方形と奥行きを詰めたデザイン。


左上のスリープスイッチはMacOSだとPowerキーとして機能しています。
(PS/2- USB変換アダプタを介しての接続です)

スペースバーの左右両方にWindowsキーがあります。Windowsロゴから判断するとそんなに古いキーボードではないように思います。(Windows XP時代のロゴだから十分古いけど)


拡大して見るとノートPCにはこういう配色が多いなってことに気付きました。(黒筐体のグレーや白のキートップ)


右上にもホットキー。音量調整とミュート(消音)の3つ。
LEDの色はオレンジ、暗めの発光です。


底面はリブとビス留めで強度をというもの。鉄板とか入って無いぞという軽量具合です。
ゴム足は手前側に大きめのが2つ。チルトスタンドは緩い傾斜なもの。


モデル名とP/Nの部分。
P/N が 5188-0989 で、Model No. が 5137 となります。


検索するとこのキーボード用のカバー(上に被せて使うあれです)が出てきたりするので、英語圏ではそこそこ数量の出たモデルに付属していたようです。

打鍵感は普通レベル。
見た目以上にストロークはありますから、結構意外な感じ。
キートップを外したところ。


キートップのスライダ部分が凝った形状になっているのがわかるかと。
加えて、スペースバーには贅沢にも3つのスイッチとスタビライザー入り。(普通はスイッチは一つで済ませ、ガタ予防のためのガイド穴だけというのが多いです)

PS/2接続ですし、特別なこれじゃなきゃ感(入手性含めて)が無いので、あえてブログに書くのも何だよなぁと思いましたが、検索してもあんまり情報が出てこなかったんであえて書いた次第。
「COMPAQロゴ好き」とかより、ただの英語配列(ASCII配列)キーボード好きなだけですんで。


2014年6月18日

ヤフーからTカード(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)へ情報提供しないために

ヤフー!のポイントがTポイント(Tカード)に変更になったあたりで、これじゃ個人情報まるまるTポイント、Tカードの運営元(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)にダダ漏れじゃないかと思っていましたが、閲覧履歴も情報提供するようになるにあたり、Yahoo Japan は情報提供しないという選択肢を用意してくれました。

INTERNET Watch
ヤフーがプライバシポリシーを改定、ウェブ閲覧履歴などをCCCに提供
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20140603_651586.html
 ヤフーとCCCでは、両社のIDとポイントプログラムを2013年7月に統合。ユーザーがYahoo! IDとTカードを連携させることで、Yahoo! JAPANのサービス利用やキャンペーン参加などで、実店舗でも使えるTポイントが付与される取り組みを進めてきた。今回のプライバシーポリシーの改定により、さらにユーザー情報についても連携できる仕組みを整えた

従来までは情報提供という連携はしていなかったけど、今後はやりますよということ。
ヤフーオークションやヤフーショッピングを使っているって人は結構多いと思うので、こういう情報がTポイントの運営元に全部抜かれますよということ。

TサイトFAQ カテゴリ > Yahoo! JAPANでのTポイント利用手続きについて > ヤフー株式会社との特約について > 内容参照
http://qa.tsite.jp/faq/show/23531?category_id=3110&page=1&sort=sort_access

Q. 何のための特約ですか?
A. CCCは、ヤフー株式会社と共にT会員の皆さまへの、より魅力的なキャンペーンの企画やお客様にマッチしたお知らせをお送りする等、サービスの向上を行ってまいります。
そのために、お客様がヤフーで閲覧された履歴に関する情報各種キャンペーンへの参加情報、独自に分類した興味関心/趣味嗜好の傾向データといった情報を個人を識別可能な情報とは別に区分して管理運用の上、活用させていただきます。
つまりヤフオクとかショッピングだけじゃなく、閲覧履歴なんかも含まれるということ。
個人を識別可能な情報とは別に区分して管理運用とありますが、これ検証できませんからね。(公的機関ですら怪しいのに)


Tポイントの弊害については、武雄市図書館での騒動(貸出カードにTポイントを採用し、「図書館の自由に関する宣言」を無視するような施策となったこと)で顕在化した通りで、なんでもかんでも収集して気持ちが悪いというのが私の感想。

ちなみに公立図書館で何を借りて何を読んでいるのかってことは個人の秘密に該当します。
(社)日本図書館協会
図書館は読書の秘密を守ることについて(ご理解の要請)
http://www.jla.or.jp/portals/0/html/jiyu/yousei.html

 図書館が、利用者の読書記録を第三者に伝える、というシーンを描いたテレビドラマが少なからずあります。このようなことは本来あり得ないことで、ドラマ制作者に図書館の役割が理解されておらず、視聴者に誤解を招くものとして見過ごしのできないことです。
 最近では、2004年12月8日に「テレビ朝日」が放映したドラマ「相棒」の中で、図書館職員が犯罪捜査のために訪れた警察官を事務室に案内し、指定された人物の氏名とその借出図書名を表示するパソコン画面を検索して見せるというシーンがありました。
 図書館は思想、知識、情報の媒体である図書、雑誌、新聞等を収集、保存し、市民に提供することをもって国民の知る自由に寄与しております。図書館の蔵書を読むことは、憲法が保障する思想、良心の自由、表現の自由を構成する内面の自由に属します。したがって図書館において読書の秘密が守られるためには、第三者の関与や公的権力の介入は厳しく排されねばなりません
こういう当たり前の権利が無視されちゃう図書館、それを歓迎しちゃう風潮ってのには困ったものだと思います。
(Tカード型の利用者カードと従来型の利用者カードを用意し、選択制にしているとしても、大原則を無視するTカードをあえて導入する意味がわかりません。住民監視に役立つって?)


閑話休題。じゃ対抗手段は無いのか?ということで、ヤフーが用意してくれたのが情報提供を望まない人向けの「オプトアウト」。

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20140603_651586.html
 ユーザー情報の提供は、Yahoo! JAPANでTポイント(Tカード)の利用手続きを行ったユーザーに限定される。ヤフーでは、CCCへの情報提供を望まないユーザー向けに、情報提供を停止するオプトアウト手続きのためのページを開設した

Yahoo! JAPAN
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社への情報提供について
https://agr.yahoo.co.jp/ccc_set_opt


初期状態は「提供する」になってます。
「無効にする」をクリックすることで、Tカードの運営元であるCCCへの情報提供を防止することができます。


ヤフーのWebサイトでの閲覧履歴まで情報を提供する必要あるのか?
これ Yahoo! Japan のアカウントを所有している人でTカードを登録している人はチェックしておいた方がいいですよ。ほんと。

2014年6月15日

ことば - 「コスパ」は正義か?

「コスパ」、「コストパフォーマンス」って言葉、一般的になりましたね。略すのはいいんです、ここでは。

コスパは最強じゃないと駄目、コスパが悪いと駄目みたいな風潮というのがどうも本来の言葉の意味と違っていて違和感を覚えます。

この記事を読むと違う使い方になってるって思いません?

ギズモード・ジャパン
結局のところ、いくらのヘッドフォンを買うのがコスパ最強なの?
http://www.gizmodo.jp/2011/09/how-much-money-should-i-spend-for-headphones.html


以前は「この価格に見合った商品なのか」という意味合いが機能していて、たとえ高額なものであっても、その値段に見合った性能を有するのか、ということを意味していたはずなんですが、いつの間にか 『低価格で良いモノ=コスパがいい』 という感じになってきているように思います。

クルマを例にすれば、250万円の輸入車と同価格帯の国産車、同クラス帯の国産車(クルマの場合、Aセグメント、Bセグメント、Cセグメントのようにサイズによるクラス分けがあるので、それを使って)と比較してどうか、ということだったはずなんですよ。
そこに、荷物載せて移動できれば良いんだから、軽自動車でいいじゃん。維持費も安いしコスパ最高!
というのは乱暴な話だと思うわけです。

250万円という価格の輸入車にはこういう装備が標準で付いてくる、同サイズの国産車だと似たような装備を付けるとオプション扱いだからこうなる、そもそもクルマの出来としての比較ではというのが本来のコストパフォーマンスでの比較になるわけです。

上記の「軽自動車でいいじゃん」と言われてしまうとそりゃ基準が違うだろうと思うと同時に、興味の無い人(移動できればそれでいいという人)からしてみれば、クルマに200万円以上掛けるなんて理解不能なのかもしれない、などとも思う次第。

この話、オーディオに関しても同様で、長岡鉄男というオーディオ評論家は「コストパフォーマンス大好き」な人だったけど、同じカートリッジ(アナログ盤を再生するために必要なピックアップの部分ね)でも、7千円のカートリッジでもコストパフォーマンスが高いかどうか、30万円のカートリッジでもコストパフォーマンスが高いと書くときもあったわけです。
つまりその値段に見合う性能を有しているのかを自らの基準に当てはめて考えてたというわけです。(実際にそういう製品の評価記事がありました)

コストパフォーマンスが高い二製品を比べたらそりゃ、30万円のカートリッジが高性能なのは当たり前。どっちもコストパフォーマンスが高いって言ってもクラスが違いますから。
7千円のカートリッジのコストパフォーマンスがいくら高くてもそれは一クラスか二クラス上、つまり1万円クラスの製品だったり1.5万円クラスと比較してとか、そういう記事の読み方がわかった上での話。

じゃ、1万円クラスのコストパフォーマンスが高い製品と比較した場合どうなるのか、というのは、自分の嗜好に合うのはどっちかという違いを記事の内容をよく読んで考えるわけです。(試聴できない商品の代表格としてカートリッジを選んでみたけど、これはヘッドフォンでもイヤフォンでも同じことです。近くに試聴できる店が無いなんてのは大都市在住じゃない方からすれば同じことですんで)

デフレ経済が長く続いたせいなのか、安いのは正義だみたいなのが当たり前に感じるようになっていますが、その価格に見合うものなのか、という本来の使い方をすべきだよなと思った次第。

またまた、まだまだ ネットブック

またまた東芝のネットブック、dynabook UXが増えました。


Windows XP のサポート終了に伴うものなのか、ただ単に人気が無いだけなのかわかりませんが、たまたまヤフオクで気軽な値段で入札していたらそのまんま落札と相成りました。
いまさら「ネットブック」というスペックが激しく劣るノートPCに興味を持つ人が減っているのは確実でしょうし、今となってはタブレットの方が便利に快適に使えるような状態ですんで、人気ないんでしょうかね。

HDD付属せずということでしたが、HDDは家に転がっている100GBクラスのものがあるし、HDDマウンタが付属せずだったけど、マウント金具無しでも問題ないような構造だってこともあり、HDDを取り付け、Windows 7 Starter をリカバリして、山というほどのアップデートを経てようやく使える状態に。

無線LANの認識がうまくいかず、ハードウェアの不具合かと思いましたが、有線LANで作業しているうちに使えるようになってました。謎です。(ドライバ更新されたってことなんでしょうかね)

スペックとかはここに。
http://dynabook.com/pc/catalog/nb/091013ux/spec.htm

画面が 1024 x 600 というのはほんと残念な解像度で、普通に縦方向が768(つまり XGA)であれば今でも現役感があるのですけどもねぇ。(HD解像度の縦方向が768とか1080な状態ですんで、横方向への拡大に比べ、縦方向の拡大が小さいわけでして、余計に残念に思えるところ)

ATOM N280というプロセッサについてはもう慣れました。遅いけど前述の解像度の問題もあって重い処理を掛けるようなものじゃないですからね。
クリーンな状態のOSであればメモリさえちゃんと搭載されていればそれなりに動きます。
(SSDに交換したものと比べるとさすがにサクサク感は皆無ですが)

アイソレーション式のキーボードは配置に無理がなく、安定感があります。



左隅にちゃんとCTRLキーがあるだけでもありがたい+変な配置無しですから、これはこれで良いものだと思います。
(ネットブックだと無理な変態配列が結構ありましたから)

一台目として使うには力不足だし、タブレットやスマートフォンの「母艦」にするにもどうかなと思いますが(HDDの容量が影響しますね)、スマートフォンやタブレットに縁の無い私にとっては「あると助かる」のが実際のところ。
(頼まれごとで他所の家に行ってPCやらプリンタやら無線LANなんかの不具合解消というか、設定をするときに重宝してます)


Matias Mini Quiet Pro Keyboard - 若干変則だけどモノは良いです

久々にキーボード紹介です。
ここのところ定着率の高いというか、こればかり使っているというキーボードです。


Matias Mini Quiet Pro Keyboard for PC
http://matias.ca/miniquietpro/pc/
ダイヤテック Matias mini Quiet Pro Keyboard US
http://www.diatec.co.jp/products/det.php?prod_c=1463


テンキーレスなコンパクトキーボードなんですが、Home、EndキーなどがFnキー併用という一部変則配列な英語配列(ASCII配列)USBキーボードです。

特長はこのことにつきるかと。
Matias mini Quiet ProはMatiasが新規に開発した静音メカニカルスイッチを採用しています。静かながらメカニカルキーボードの特性であるクリック感は損なわず、軽快なタイピングが可能です。
メカニカルキーボードはCherryのMXスイッチばかりな状態ですけど、ALPS互換のメカニカルスイッチを採用していて、そのスイッチが高品位というのが売りのキーボードです。

(Mac独自のADB接続)Apple拡張キーボードを愛用してきたけど、Cherry MXスイッチ採用のメカニカルキーボードはちょっと違うんだよなぁと思う方向けと言いますか、これはちょっと高いだけのことはあるなというもの。

横幅は狭く、右側のキーが省略されているのが特長。


ケースがつや有りの黒なので映り込みしてます。
スペースバーの左右にWindowsキーが配置されています。(Applicationキーはありません)


カーソルキーのとこにFnキーがあって、Fnキーの同時押しで、Print Screen、Scroll Lock、Pause、Insert、Home、End、音量調整、音楽の再生関連の操作ができるようになっています。


底面の滑り止めは最小限。それでも小さいけど結構重いので安定感があります。
チルトスタンドは幅が太くて液晶モニタのスタンド部を跨いで使うには制約あり。
USBケーブルは脱着可能。マイクロUSB端子での接続です。また、3ポートのUSBハブにもなってます。(USB2.0のUSBハブです)


キートップを外したところ。
キートップの文字はレーザ刻印です。
透明のキースイッチです。(軸は白)キートップとの勘合形状はALPS製キースイッチと互換。(FILCOだとZEROシリーズと同じ)


ALPS互換スイッチというと低品質なものが多いという印象がありますが、このスイッチは高品質なもの。



スイッチだけ販売してくれたらいいのになどと思ってしまいます。
(FILCOのZEROシリーズや古くなったApple拡張キーボードへの移植をしたくなってしまいます)

WindowsPC用のキーボードですが、WindowsキーとAltキーの配置さえ無視できれば(設定変更しちゃえば)、MacOSでも無理なく利用可能です。

OS X Mountain Lionでの認識はこの通り。


上記設定に加え、右Alt(キートップは右Windowsキー)を入力ソースの切り替え(日本語→英語)に設定して使っています。
Windowsキーが小さく、Altキーが大きいので物理的にキートップを交換するのは無理ですが、自分だけわかれば良いんで、キートップと実際が違うのに目をつぶることができれば快適です。

テンキー部に加えて省略されたキーですが、よく使うDeleteキーが独立して存在すること、FnキーとPage Up、Page DownでHome、Endと分かりやすいこともあり、違和感は最初だけじゃないかと思います。

静かなのも確かなんですが、打鍵感がすごく良いんでこればっかり使っているというのが現状でして、これのフルサイズ版である「Matias Quiet Pro Keyboard for Mac US」も欲しいかもなどと。(こちらはMacOS用なんですよね)


ダイヤテック Matias mini Quiet Pro Keyboard US


ダイヤテック Matias Quiet Pro Keyboard for Mac US