2013年12月25日

無料サービスの「終わり」と「始まり」

2013年振り返り的な話になりますが、いくつかの「無料サービス」が終了したってのも今年の特長かなと思っています。

「無料サービス」の終了


GoogleのRSSリーダ、Google Readerの終了が記憶に新しいところかと思います。

INTERNET Watch - RSSリーダー「Google Reader」が7月1日に終了
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130314_591732.html

「Google Reader」が打ち切られる本当の理由 « WIRED.jp
http://wired.jp/2013/06/10/why-google-reader-got-the-ax/

私の場合は Google Reader の画面は使わず、同じGoogleのサービスである Blogger の「閲覧リスト」を使っていたので、Reader 終了後も以前と同様にフィードを登録して読んでます。

Google Reader が終了するから、Google の Blogger を使えという話
http://tiiduka.blogspot.com/2013/07/google-reader-google-blogger.html


国内のブログだとよく見かけた「なかのひと」というサービスも終了しています。
私も終了時まで使ってましたが、この画像を見たことがあるって人多いんじゃないかと。


無料アクセス解析ツール with 位置情報ブログパーツ 「なかのひと」
http://nakanohito.jp(すでに移行完了なんでページ表示されなくなってます)
運営会社はこちら。株式会社ユーザーローカル http://www.userlocal.jp

http://www.userlocal.jp/products/
訪問者を調べる解析ブログパーツ「なかのひと」「なかのひと」は、「どんな会社、組織からアクセスがあったか」「どんな年齢層、性別によく見られているか」といったデータが分かるアクセス解析ブログパーツです。12万のウェブサイト、ブログ運営者が利用しています。
12万のサイトに導入された無料サービスだったんですけど、スマートフォンやタブレット対応とかで新サービスへ移行となっています。
http://admin.smartphone.userlocal.jp/


どういうサービスだったのか、というのは以下の記事が参考になるかと。

アクセス情報を組織名や地図で確認できる解析サービス「なかのひと」
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/17885.html
 地図連動型のアクセス解析サービス「なかのひと」ベータ版が4月18日に公開された。ユーザー登録後に取得できるアクセス解析用のHTMLタグを設置するだけで無料で利用できる。
 「なかのひと」は、自分のブログやホームページにアクセスした情報のうち、ドメイン情報と経緯度情報に特化して解析できるサービス。ドメイン情報はwhoisの結果データを利用し、ドメインではなく企業名や組織名でアクセス情報を確認できる。 

ITpro - なかのひと.jpで読者の所属組織を精査してレベルアップ
http://itpro.nikkeibp.co.jp/login/al/article/Watcher/20080711/310648/

できるネット+(できるネットプラス)どこの組織からアクセスがあったかを調査する準備をしよう
http://dekiru.impress.co.jp/contents/005/00518.htm

小さいブログパーツを設置するだけで済んだ「なかのひと」に比べ、設置がややこしくなって結果がわかりにくいというものに変更されちゃいました。
無料サービスだから仕方が無いとはいえ、以前の使い勝手のよいものと比べてしまうと残念な結果になっています。
(ざっくり書けば、今まではどういうドメインからのアクセスがあったのか明快にわかったんだけど、それがメインの機能じゃなくなったということ)

もっと身近なところでは、全国紙のWebサイトでのニュース配信。
一部の新聞が会員登録しないと全文表示できないようにしてから何年も経つわけですが、気がつけばたいていの新聞社が「登録会員」向けのものに変わっています。

読売新聞
https://premium.yomiuri.co.jp/login.jsp?appType=PC



朝日新聞
https://digital.asahi.com/login/


毎日新聞
https://ipaper.mainichi.co.jp/fsn/m/login


気がつけばMSN(Microsoft)と提携している産経新聞と東京新聞(ブロック紙)、共同通信や時事通信などの通信社だけって状態になってます。
新聞を購読しなくなったから仕方が無いとはいえ、会員じゃないと前日の社説を読むことができないってのはどうなんだろって思います。

「無料サービス」の始まり(?)

無料サービスになったものといえば、ヤフオクでしょうか。
IDの登録を認証制にして、無料会員でも5,000円以上の入札が可能になったのは大きな変化だと思います。
出品する側も出品手数料が無料になってますが、一度でも入札履歴があると早期終了できない=オークションの中止扱いになるんでペナルティ課金されるとか良くなった面と悪くなった面がありますけれど。
ヤフオクの場合は出品手数料を無くしても、出品が増え、落札が増え、取引額が増えるので「無料」でいいやってことなんでしょう。(落札手数料で十分に、確実に稼ぐことができるってことですね)


いわゆるクラウドサービスはますます盛んになってます。
オンラインストレージ、クラウドサービスはますます盛んで、Microsoft (SkyDrive) や Apple (iCloud) がOSとの親和性を高める中、Google や Amazon なんかもやってますね。
Appleの場合は Mobile Meという有料サービスをやめ、OS X Mavericks ではほぼ同じレベルのサービスを受けることができるようです。(OS X Mountain Lion だと Keychainの同期ができないんですよ)

Appleの無料化といえば、OSの無料化。OS X Mavericks だけなのか、今後も無料にするのかは不明ですけど、すでに iOS は無料でしたし、以前からWindowsOSより安価に提供されてましたんで、「対応するハードウェアが自社製品だけ」だからこそできる「無料配布」なわけですが、Windowsって高いよなぁと思う要因にはなっているかと思います。
(MacOS 8.5 から MacOS 8.6 のときも無料だったなぁと思い出しました)



「無料サービス」に慣れてしまうと「突然の終了」にあたふたしてしまうわけで、ちょうど両者が無理をしないでできる『値段』(負担方法はいろいろあるはず)で末永く使えるものになっていれば良いのになと思う次第。
それが難しいことだというのはわかっているのですがね。

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