2013年3月29日

消化映画 - 「燃えよドラゴン」 (1973年)

TBSラジオ「たまむすび」で町山さんが紹介していた映画 "I AM BRUCE LEE" のあと、ブルース・リーの映画をちゃんと観てこなかったなと思い、慌ててDVDを購入。





テレビ放送でブルース・リーの作品は何度か見たことがあるし、子供の頃に「アチョーッ!」のあの人ってことで認識してたけど、すでにブルース・リーは亡くなったあと。

リアルタイムで接していたのはジャッキー・チェンという世代なもんで、ブルース・リーのことは知ってるんだけど、フォロワーの作品(サモ・ハン・キンポーの「燃えよデブゴン」含め)は熱心にリアルタイムで観たけど、ブルース・リーは後追い世代なわけです。

Wikipedia
香港の裏社会に君臨するミスター・ハン(シー・キエン)が所有する小島で3年ごとに開催される武術トーナメントに、世界中の武術家が招待された。アメリカのウィリアムス(ジム・ケリー)、ローパー(ジョン・サクソン)は、その招待状を受け取り、それぞれの置かれた状況の元に参加を決意し香港へ向かう。少林寺で武術を修行中のリー(ブルース・リー)は、秘密情報局からトーナメントに出場してハンの麻薬製造密売の内情を探り出す要請を受ける。

ブルース・リーの主演作品は4作あるけど、遺作となったのがこの「燃えよドラゴン」。
DVDには25周年記念ディレクターズカット「特別版」とあり、冒頭に奥さんのコメント入り。
DVDが両面になってて、そういえばそういう仕様のDVD-Videoもあったなと思い出したり。

DVDを観ての感想ですけど、当時の香港の様子が懐かしい感じ。
TBSテレビで土曜9時からやってたGメン'75(ドリフの8時だよ!の次の番組がGメン'75でした)の香港特番を思いだしました。
香港の街の様子ではトヨタクラウンのタクシー(的士)が走ってたり、路上市場の様子、水上生活者の様子なんかもあって子供の頃に感じた香港のイメージってこれだったなぁなどと。
(実際に観光で香港に行ったことがありますが、路上の市場の感じはあんな感じのままだったし、通りにせり出した独特の看板もそのまんまでしたね)

で、この映画、アメリカと香港の合作映画なんですね。
冒頭にゴールデン・ハーベストのロゴが出てこないから、「あ、そうか」と気付きました。

YouTube - Golden Harvest Logo (1978) 

テレビで映画を放送する枠の多かった頃は、Mr.BOO!シリーズ、ジャッキー・チェンの出演作品、サモ・ハン・キンポーの出演作などなどやたら多かったんですけどね。

1997年の香港回帰(香港返還)のあたりから音楽の世界でも映画の世界でも香港発のコンテンツが弱くなったなぁとしみじみ。
(アクション喜劇映画「少林サッカー」のようなヒットもありますが)

「私と香港映画」みたいな内容になってますけど、まだ観てないって方はレンタルでもいいんで押さえておくべき映画だなと強く感じました。

冒頭に書いた "I AM BRUCE LEE" は有名人が熱くブルース・リーを語るという映画なんだけど、ほんとこの人の影響は映画や格闘技だけでなくあらゆる方面で大きいなって思います。
若くして亡くなったのがほんと残念。


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