2013年2月17日

いまだ根強い「体罰擁護」って結局は

「体罰」に関しては以前も書いた通りで、学校基本法に定められた「一条校」であれば法律で明確に「体罰を加えることはできない」とされているんだから、それでも体罰容認、うちの子供には体罰ありで厳しく指導をという人は一条校以外の各種学校へ転校すべきかと。それこそ戸塚ヨットスクールみたいなところも含めてね。

先日久々に竹中労さんの本を読んでいたら以下のような記述が。

ちくま文庫 「完本美空ひばり」 竹中労著
第二部第一章戦争の中をゆく歌謡曲 より
たしかに、軍隊にはヤクザ集団よりも過酷な掟があり、野蛮な暴力による統制がその掟をささえていた。しかし掟というものは、ほんらい自縄自縛のルールである。外からよりも、むしろ内側から人間を支配して、一つの目的意識(あるいは責任感)に縛りつけるものである。
帝国旧軍での「野蛮な暴力による統制」は渥美清が演じた「拝啓天皇陛下様」にも出てきた通り。
暴力で組織を維持してきたからあーなった、暴力が暴力を連鎖させていった(こっちは現在進行形か)ということは日本の組織に巣くうものなのか。
(日本だけが特別だとは思っていません。個人尊重度合いの高いUSでも「アメフト」というスポーツだとその存在を映画などで知ることができます)

そんなわけで、体罰が子供の成長に必要という方は「ウサギ跳び」「運動中に水を飲まない」という今考えれば「百害あって一利なし」のことが以前は当たり前だったということを思い出すべき。

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