2012年9月8日

フォーク・クルセダーズの「発見」

フォーク・クルセダーズというグループは私の世代から言えば一回りか二回り上の世代という感じで、なかなか接点がありませんでした。

たまたま隣町の図書館に「新結成記念解散音楽會」のCDがあったんで借りてきてというのが今年の春。


変なデザインのジャケットだなと思って「あえて借りてみた」という感じ。

Wikipedia - フォーク・クルセダーズ
http://ja.wikipedia.org/wiki/ザ・フォーク・クルセダーズ

2002年11月17日に、NHKホールで一度きりのコンサート『新結成記念解散音楽會』を開催した。北山は国立大学の教員という身分であるため、「愛情出演」という形でこのコンサートに出演した。
アルバム1枚とシングル1枚を発表するが、新結成は当初より期間限定であったため、2002年12月31日をもって解散した。解散後に前述のコンサートのライブ盤が発売された。

この時のライブを収録したのがこのCDだったわけです。

フォーク・クルセダーズ(以下、フォークル)の体験としては、「帰ってきたヨッパライ」を変な歌として小学生(その前かも)の頃。変わった曲でインパクトがありますから、この曲だけ知ってるという人も多いはず。

他に有名な曲として「イムジン河」がありますが、こちらは音楽に興味を持つようになってからその存在を知ったという程度。 発売禁止になった有名曲ということで知りました。

「帰ってきたヨッパライ」と「イムジン河」、どうしても自分の中で同じバンド(しかも短命のバンド)の曲なのか整理が付かず、そこで手にしたのが前述の図書館にあった「加藤和彦ラスト・メッセージ」という本。


フォークルの中での「帰ってきた~」と「イムジン河」のつながり(ギャップ)、その後の加藤和彦という人がサディスティックミカバンド(高中正義さんや高橋幸宏さん)を始めるという流れが謎だったんですが、この本を読んでなるほどそうだったのかと理解できた次第。(松山猛さんのお仕事のおかげです)


「新結成記念解散音楽會」ですが、アルバムジャケットがそのまんまなんですが、口上から始まるという変わったコンサートです。
その口上では市川猿之助(現在の市川猿翁)が登場。スーパー歌舞伎で加藤さんとつながってということで、なるほどそうかと納得した次第。

つい先日、NHK総合で現在の市川猿之助の特集番組があって、先代の猿之助(猿翁)も出ていたんですが、この「音楽會」の時のような状態にないこと、大変なことになってたと知ったわけです。フォークルを知ることで市川猿之助という人が理解できるようになったというか・・・

その数日後、テレビ番組を予約録画するために使っていたWindowsPC(ミニタワー)を使わなくなって久しいんで、邪魔だし撤去するかと分解、HDDはiMacにつないでチェックしていたら、アナログ放送時代の録画番組が結構あって一気に消すのもなんだな、ということでi残しておきたいものはMacにコピーしておくことに。
そこで見つけたのが「新結成記念解散音楽會」という番組。
全然覚えてないけど録画していたことんですね。

2009年12月23日にNHK-BS2(アナログ)で放送されたものなので、加藤和彦さんが亡くなられた後での放送、追悼番組だったと思われます。

アナログ放送時のものなので、MPEGファイル。VLCで再生できました。


右から、加藤和彦、坂崎幸之助(アルフィー)、北山修。



CDでこの音源を知ってたわけですが、やっぱり映像があると違いますね。
後で音を被せていない1時間50分の番組。これをよく録画してたなと。PCを分解してこの番組を発見することができてよかったなと思いながら繰り返して観てます。

CDでは北山修さんの黒子ぶりが気になっていたんですが、その理由もこの放送ではちゃんと収録されてました。ゲスト陣の謎も解けました。

てなわけで、ここ半年ぐらいの間でのフォークル体験なんですが、加藤和彦という人についてはミュージックマガジンを毎号買って読んでるような奴ですからお名前はよく存じておりましたし、サディスティクミカバンドでの活動(Voが桐島かれん以降はリアルタイム)、ミカバンドの「黒船」などのアルバムは再発時に購入してという感じ。

その後の活動、特に加藤和彦氏のソロ作品はなかなか耳にするきっかけが無いままお亡くなりになられて「もっと早くもっと聴いておけば」と思った次第。


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