2009年11月16日

秋月のアンプキットを試聴してみました(AE-HPPML)

昨日の秋月アンプの続きです。
秋月のポータブルヘッドフォンアンプを組みあげ、丸一日バーンインしてました。
同タイミングで、ある方にいただいたアンプ基板を秋月のケースに入れたりしてたんで、同時に2台バーンインといううれしい悲鳴状態です。(こちらはまた後日)

では、本題。秋月のアンプキット(AE-HPPML)を実際に使ってみてどうかという話です。

電池はニッケル水素充電地を用いてます。(1.2V+1.2V x2)
ヘッドフォンはGRADO SR80とオーディオテクニカのATH-ESW9を用いています。

まずは操作性。電源スイッチがボリュームと一緒なので、ボリュームを絞り込んで電源OFFになるので便利です。
電源ONにした直後に軽いポップノイズが乗りますが、ヘッドフォンを痛めるような音では無いので問題ないかと思います。
青いLEDが光りますがちょっとまぶしいです。青じゃなくてもいいんですが。
左からボリューム(兼電源スイッチ)、LED、入力、出力という並びなので使いやすいです。入力と出力が逆だとヘッドフォンの脱着がしにくいんで助かる点です。

結構長時間駆動できるんで、電池交換を1回しただけです。
(電池交換する=ケース後部を開くという構造なので頻度減って助かります)
ボリュームのガリは無く、ギャングエラーも気にならないレベル。最小音量付近でも左右揃ってます。
ホワイトノイズはぜんぜん気になりません。(測定すればあるんでしょうが)

丸一日鳴らした状態での試聴ですが、レンジは広くは無いけど音場もちゃんとしてるし、これはこれで良いなって思います。
低域を持ち上げたりということをしていないようで、そういう面でも好印象。

上位機との比較をすれば、キリが無いのですがこんな感じです。
・低域はもう少し分離して欲しい。ちょっと団子状態でつぶれちゃってる感じ。
・ウッドベースがもっと弾んで欲しい。
・ボーカル域、張り出しが無く平面的。
・パーカッションなどの鳴り方は好きだけどもう少し細かい音が聞こえるとうれしいな。

ここだけ抜き出すと駄目アンプみたいに読めてしまいますが、普通に音楽を楽しんで聴くことができます。価格を考えれば十分な性能だと思います。
BASSブーストが欲しいとか言い出せばキリが無いと思いますし。

このアンプに使われているTIのOPA2353というOPAMPについてはこちら。
$2以下のOPAMPでもちゃんと鳴るんだよなぁとしみじみ。

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