2013年7月2日

参院選 - 「安定は、希望です。」は「生活の安定」じゃなくて「自公政権の安定」

7/4の公示後は書きにくくなるので今のうち。
Twitterでも書いたんですけど誤解してる人が多いんでやっぱり今のうち。

ということで、公明党のポスターをやたら目にするんですけど、近所だけですかね?
まぁ近所に創価学会会館なる施設もあるからなのかと思いつつ、そのポスター内容について。

よく見るポスターには「安定は、希望です。」と書かれています。
公明党のWebサイトを見てもやはり「安定は、希望です。」というコピーが使われています。

公明党
https://www.komei.or.jp/


ここでも「安定は、希望です。公明党」そして「市井の人々」の写真。

参院選重点政策2013
https://www.komei.or.jp/policy/manifesto/2013.html


ここにも「安定は、希望です。」と書かれています。

なんか良い感じのコピーなんですけど、「何の安定」なのか書いてありません。

福祉に積極的なイメージがあるから「生活の安定」とか「就業の安定」「老後の安定」なのかとか想像しちゃいますよね。「生活の安定は、希望です。」であったら何にも言いません。違うんです。

「政治の安定は、希望です。」というのが正解。

自民党と公明党の連立政権で安定するのが希望なわけです。

参院選重点政策2013 重点政策全文(PDF形式)
https://www.komei.or.jp/policy/policy/pdf/2013jyutenseisaku.pdf


テキストでは以下の通り。
【はじめに】
「安定は、希望です。」
参院選で、公明党はこの言葉を掲げます。
いま日本に必要なことは、政治を安定させること。つまり、この夏の参院選でねじれを解消することです。そうすれば、スピード感を持って日本が抱える課題を解決することができます。経済力や外交力をはじめとする国力の回復をパワフルに進められます。国民生活を向上させ、ゆとりと安心が生まれ、国民一人ひとりの未来に希望をもたらすことができます。
「安定は、希望です。」
この言葉に私たちの思いのすべてがあります。
公明党は、国会議員と地方議員がしっかりとネットワークを結んでいます。だから、生活者の目線、現場感覚に立った、暮らしの現場の課題に目配りできるのです。政党の離合集散、生滅が激しい中で、地域に根を張った公明党の存在自体が政治に安定をもたらします。そして、生活者の政策の実現で、実感できる国民生活の向上を果たしてまいります。
参院選の重点政策では、公明党が存在する安定政権で、希望ある日本の未来をつくることを訴えてまいります。

生活の安定なんて言葉は一つもありません。「ねじれを解消すること」が希望なんです。
規制緩和で生活を不安定にするかもしれないけど、政治の安定が優先でしょ、というわけ。

憲法改正要件の敷居を低くしたり、TPP参加にやけに積極的だったり、近隣諸国との関係悪化がこじれたまんまだったり、消費増税もこのまま行ってしまえという自民党勢力への防波堤であればいいんですけど、連立を組んでも地域振興券定額給付金に代表される『バラマキ』には積極的でも、それ以外は全然存在意義が無い状態。
連立与党になってよっぽど御利益があったんでしょうかねと嫌味の一つでも言いたくなります。

ということで、選挙ネタ終了。

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