2010年9月30日

JAVS nano/S (USB DAC,DDC) の導入

zionoteさんで扱っている JAVS nano/S を入手しました。(安かったんでついつい)
http://www.zionote.com/javs/nano-s.html


JAVSブランドでは、UDT-1 と DAC-2 MARCH を組み合わせて使いたいという欲求はあるのですが、原資不足。
USB DAC(DDC)として、EDIROL UA-25、FireWire DAC(DDC)として、M-AUDIO FireWire Audiophile を所有していながら、ついつい。



DAC(デジタル・アナログ・コンバータ)として使う場合、出力端子がLine Outではなく、ヘッドフォン出力という点が面白いところです。
とはいえ、nano/Sには音量調整をする機能が無いので、OSまたはアプリケーションソフトで調整することになります。(音量調整付きの nano/V というモデルもあります)


ヘッドフォンを接続して使ってみましたが十分な音量が取れます。
ヘッドフォン出力での音は、ずいぶんと低音が強いです。繊細さというよりは力強さ。
GRADOのヘッドフォンで Led Zeppelin とかはまります。


PCやMac側で音量調整することになるんで面倒って言えば面倒ですね。
(iMacの場合、Apple Remoteを使って音量調整できるんで助かりますが)


大きさの比較です。
左からKENWOODのMG-F508、nano/S、Apple Remote とシルバーでまとめてみました。
ずいぶんと小さいです。


DDC(デジタル・データ・コンバータ)としての利用では、低音が強いなんてことはありません。
S/PDIF(光)出力は、TOSLINKの角形ではなく、ヘッドフォンジャックと兼用なので丸型です。


MacOSではこんな感じで設定可能です。




2ch-24bit 96kHzまで対応。私はDACの関係で48kHzにしてます。




USBバスパワーで動作するのですが、PCやMac本体のUSBポートに接続せず、HUBを用いる場合はセルフパワーのHUBじゃないと電力供給不足になる可能性が高いです。
性能を活かすためにもバスパワーのHUB(ACアダプタ不要のもの)には接続せず、本体のUSBポートまたはセルフパワーのHUBに接続した方が良いです。

EDIROL UA-25 もバスパワーで動作するのですが、同じセルフパワーのHUBに接続したら電力不足のアラートが出ました。(EDIROL UA-25の電力消費量がすごいからなんですが・・・)
EDIROL UA-25とセットで使っている Buffalo UC-BST(バスパワーブースト機能付USB2.0ケーブル)を nano/S に組み合わせてみましたが、やはりこの組み合わせの方が良いですね。
nano/SをDACとして使う(ヘッドフォンを接続して使う)場合に効果がはっきりわかります。


簡易的なDAC,DDCという位置づけの製品だと思いますが、オーディオ出力に特化するのであれば、BEHRINGER UCA202 よりも満足度は高いのではないかと思います。
(BEHRINGER UCA202 もコストパフォーマンスが高いですけどね)


JAVS nano/S 仕様
1. 入力 USB(miniB端子、ケーブル付属)
2. 出力 デジタル/アナログ選択式
- デジタル出力 丸形光 ※角形変換アダプター付属
- NON-PCM(Dolby Digital/DTS)パススルー出力対応
- アナログ出力 3.5mmヘッドフォン・ライン出力
3. DAC AKM AK4421 TE7022LとI2S接続
4. ±1PPM TCXO
5. TENOR TE7022L USBストリーミングオーディオコントローラー
-16/24Bit, 32k,44k,48k,96kHz
6. OPAMP AnalogDevices AD8397
7. 推奨ヘッドフォンインピーダンス 16~300Ω
8. 最大 3Vrms アナログ出力
9. National Semiconductor LM2663Mにて正負電源を生成
10. 低ESRタンタルコンデンサー採用
11. 高品質4層基板
12. USBバスパワー
13. USBオーディオドライバー(インストール不要)Windows XP, Vista, 7, MAC OS X
14. 4.5x6.0x1.7(cm)


関連
JAVS nano/S (USB DAC,DDC) + Buffalo UC-BST
JAVS nano/S (USB DAC,DDC) + IO-DATA USB-BP
MacOS X 10.6でのAudio機器の設定が保存されない不具合と解決法
M-AUDIO Firewire Audiophileの導入
M-AUDIO Firewire Audiophileの修理(電解コンデンサ交換)
デジタル入力が豊富なデバイス(アンプやDAC)で悩む(4)
デジタル入力が豊富なデバイス(アンプやDAC)で悩む(5)
DAC-2 MARCH、予想より安く発売に




2010年9月29日

iTunes10.0.1が出てTune-up iTunes10.0.3を適用

iTunes 10.0.1が出ました。
http://www.apple.com/jp/itunes/download/

10.0.01での新機能:サイドバーに「iTunes Ping」を表示することができるようになった。
10.0.1での問題の修正は以下の通り。
  • 画面にコントロールが表示されているかどうかによってビデオの画質が変わる問題を修正
  • アルバムアートワークを別ウィンドウに表示して操作しているときにiTunesが突然終了することがある問題の修正
  • 一部の他社製ビジュアライザのパフォーマンスに影響する問題の修正
  • iTunesライブラリとプレイリストに何も表示されない問題の修正
  • 一部の他社製共有ライブラリとの互換性が維持されない問題の修正


そしてiTunesをバージョンアップしたら必ず実施している Tune-up iTunes もバージョンアップしていました。(感謝)

ダウンロードはこちらから。http://desireforwealth.com/software.shtml


Tune-up iTunes 10.0.3の機能
  • iTunes 8 で設定画面からなくなったブラウズ時のジャンル表示のOn/Offを切り替えます。
  • iTunes 8 で設定画面からなくなったiTunes Store へのリンク表示のOn/Offを切り替えます。
  • iPhone 接続時の自動バックアップのOn/Offを切り替えます。
  • iTunes Store へのリンクをクリックしたときの動作を、 iTunes Store 検索ではなくライブラリ内検索にする
  • ジャンル名の自動ローカライズ機能を無効にする。
  • 読み込み中または変換中の曲再生のOn/Offを切り替える。
  • トラック番号付きのファイル作成のOn/Offを切り替える。
  • ウィンドウ操作ボタンの並び方をITunes 9までと同様の横並びにする。
  • Ping ボタンのOn/Offを切り替える。[NEW !]
  • Mac / Win 版ともにフォントの種類・サイズを変更可能。

で、iTunesを終了して、いつものように Tune-up iTunes を起動してパッチ当てをしたところエラーに。

作者の方のBlogにも同様のエラー報告が出ていて、自分だけじゃなかったのかと一安心するとともに、なんでだろうと思っていましたが、コメント欄を読んでいて「これかも」と思ったところを試してみたら解決しました。


画面下側の「表示フォントの変更」のところ、うまく適用できなかったときはフォント名が空欄になっているものが多かったんです。
「デフォルトに戻す」をクリックして、すべてのフォント名が表示される状態で適用したら問題なくパッチを当てることができました。

Windows版, MacOS X版の両方がリリースされています。(Windows版は64bit未対応とのことです)

関連

2010年9月28日

秋空2

お彼岸が過ぎ、日が短くなりました。



このひこうき雲も10分後には見えなくなっていました。

Fuji Finepix F200EXR

2010年9月27日

KENWOOD MEDIAkeg MG-F508 (一通りのまとめ)

ケンウッドのDAP、MG-F508についてあれこれ書いてきましたが、これで12回目ということで一区切り。

MacOS X で MG-F508 を使うということに関しては、ファームウェアの更新ができないものの、楽曲ファイルのコピーをして使うには全く問題ありません。
KENWOOD MEDIAkeg MG-F508 (購入)

すでに iTunes のライブラリがあるのであれば、iTunesFS を使って便利にコピーできるのでWindows環境で使うよりも便利なのかもしれません。

本体のメモリへのコピーについてはこちらに。
KENWOOD MEDIAkeg MG-F508 (内蔵メモリに楽曲を入れる)
KENWOOD MEDIAkeg MG-F508 (アルバムアートの謎)
アルバムアートが表示されないことが多いのですが、その解決方法も書いておきました。

USBケーブルを用いてコピーするわけですが、コピー速度が遅いのはUSB2.0(Full Speed) だからという理由になります。USB 2.0(High Speed)の480Mbpsではなく、Full Speedの12Mbpsなんです。
カタログには「USB2.0(Full Speed)」と記載されているわけですが、High Speedと勘違いしてしまう人が多いと思います。

上記理由から、マイクロSDカードにコピーする際はUSB2.0 High Speedに対応しているUSBリーダ・ライターを使った方が良いです。(100円程度で売ってるものでも十分だと思います)




使い方としては、本体のメモリ、マイクロSDカードの両方にファイルを入れて使うことができますが、
  1. 起動が遅くなる(待たされる)
  2. 本体・マイクロSDは別々に管理されており楽曲の選択が容易ではない
という理由で、本体のメモリだけを使った方がストレス無く利用できると思います。

MEDIAkeg MG-F5xxシリーズは、本体メモリのサイズ違いで3機種発売されていますが、上記理由から4GBメモリのMG-F504よりもMG-F508をおすすめします。

マイクロSDカードで増設できるから一番安い4GBモデルをとなると、ストレスを感じる場面が多くなると思います。

KENWOOD MEDIAkeg MG-F508 (マイクロSDカードを使ってみる)
KENWOOD MEDIAkeg MG-F508 (初のハングアップ?)
KENWOOD MEDIAkeg MG-F508 (利用状態)


週に一回程度の充電で済むという電池の持ちの良さはありがたい点です。
iPodのように常時iTunesと同期させていれば都度充電されるので、充電作業を意識せずに済みますが、必要に応じてコピーするという使い方なので、充電回数が少なくて済む点は良いですね。
KENWOOD MEDIAkeg MG-F508 (電池の持ち)

音質についてはほぼ満足しています。イヤフォンであれば問題無いレベルです。
ヘッドフォンアンプと組み合わせることも可能ですが、音量を取りにくいもの以外では必要性をあまり感じません。
KENWOOD MEDIAkeg MG-F508 (聴いてみる)
KENWOOD MEDIAkeg MG-F508 (イヤフォンを組み合わせてみる)
KENWOOD MEDIAkeg MG-F508 (ヘッドフォンアンプを組み合わせてみる)


拡張性を考えれば、アナログのLine Out端子が欲しいところですが、低価格だからなのか省略されています。録再器にはアナログLine Outが付いているのですが用途が異なりますからね。

2010年9月25日

イヤフォン Shure SE110

すでに生産終了のモデルではありますが、シュアーのカナル型イヤフォン、SE110についてです。


SHURE SE110 製品情報
http://www.hibino-intersound.co.jp/shure_ep/335.html

こんな感じの悪いキーワードで検索してもたくさん出てくるという不人気モデルのようです。
私は中古で3000円以下で購入しました。(不人気なんですねぇ)


シングルBAのイヤフォンです。
同社のシリーズの中では、BA型の一番下に位置したモデルです。
SE1xxという比較では、SE110がBA型、SE115がダイナミック型という違いになります。
SE110、SE115、SE210、SE310、SE420、SE530はイヤピースが共通なので、こういう部分での手抜きは無し。
付属品のイヤピースが多く、他に別売りのイヤピースも販売されておりあれこれ試すことができるようになってます。

付属品+α。
右上から「ソフト・フォーム・イヤパッド」L、M(2セット)、S、「トリプルフランジ・イヤパッド」、「ソフト・フレックス・イヤパッド」L、S、クリーニングツール。
「トリプルフランジ・イヤパッド」は、サウンドハウスで安くなっていたので他のものを買うついでに購入しました。


装着方法は、写真の通りで、ケーブルを耳に掛ける方法以外に普通のイヤフォンのようにしても使えます。
(「以下のイラストは2つの推奨装着方法です」とあるけど、イラストは3つ。耳掛けする、しないの2つですかね)


ケーブルが短く、延長ケーブルを使うのが前提となっているので重くなってしまいますが延長ケーブルとのジョイント部を胸ポケットに入れることで軽減可能です。


BA型はエージングでそんなに変わらないと思ってましたが、SE110はずいぶん鳴らしっぱなしにして放置していたらようやくという感じで変わってくれました。
中古購入でこれだったので、前のオーナーはほとんど使っていなかったのではないかなと思います。

鳴らし始めはとにかくぼやーっとした感じ。こもった音。
Podcast(音声)を聞いても声が変わってしまっているし、たしかに評判がよくない(悪い)わけだと納得。

イヤピースを低反発フォームに変更して耳穴にフィットさせると「ようやく」という感じの音。駄目じゃん、これじゃ。

こんな音なの?と思ってましたが、いくらなんでもSHUREが製品化するわけないよな、と気を取り直し、iPod shuffleで連続再生して放置の繰り返し。
(iPod shuffle(第一世代)だとイヤフォンに接続したままタッパーに入れて密閉できるので便利です)

普段の音量よりちょっと高めにセットして、トータル150時間以上鳴らしていたらようやく調子が出てきたようです。

駄目駄目だった「ソフト・フレックス・イヤパッド」を装着してPodcastを聞いても声が変わるようなことも無し。
音楽を再生しても「こもり」が解消。長かった・・・


で、音の方ですが、たしかにレンジは広くないのですが、バランスは良いと思います。
手持ちのオーディオテクニカのシングルBA型やEtymotic ResearchのER-6iとも違う傾向。

BeckなどのRockには合いますね。Beckの "Sea Change" は気持ち良く鳴ってくれます。 
ギターの音と相性が良いように思います。
Jazzだと、Lee Morganの "The Sidewinder" あたりのBlue Note盤とも相性が良かったです。(Riversideあたりのピアノ中心のものだとちょっと厳しいかも)

合わなかったのが、Brian Wilsonのアルバム。男性ボーカルにコーラスを重ねて、ストリングスが入ってというアルバムなんですが、こもり感が気になってしまいます。


通勤で使わないので遮音性は求めていないこともあり、装着の簡単なシリコーン製のイヤピースで満足のいく音が出るようになったのは助かります。
(遮音性という意味ではEtymotic ResearchのER-6iで十分満足しています)

ということで、世間の悪い評判もわかるけど、そこまで悪くないイヤフォンですよというのが結論です。


「メディア」での「レビュー」はこんな感じ。
○音元出版 ファイル・ウェブ
http://www.phileweb.com/review/closeup/shure/
バンドの中で最もロックを感じさせる演奏のドラムス。シンバルの細かなフレーズもその音色の芯を捉え、やはりリズムを立たせてくれる。スネアのハード・ヒットはバシッと荒っぽさを残したキレ味だ。ピアノが音を重ね空間を広げていく様、ギターの多彩な音色も丁寧に描き切る。  <中略> 
総じて、特に中高域の再現力は期待以上のレベル。この価格帯に求められる水準は軽くクリアしていると言えるだろう。シリーズの魅力を十分に伝えてくれるエントリーモデルである。
○アスキー ASCII.jpヘッドホン研究所
ほかにハードロックなども聴いてみたが、いずれもボーカルやギターなど中音域のパートの描写の良さが印象的だった。
聴き初めのインパクトは正直に言えば弱かったが、聴き込んでみると、ファーストインパクトの弱さはそのナチュラルなチューニングからであることが分かってきた。音域を無理に広げず、特定の音域にアクセントを付けるようなこともしていない。バランスドアーマチュア方式の長所である反応の良さを素直に引き出し、中音域の描写力を中心に音をまとめたという印象である。
実は書いているのは同じ方。
音元出版の記事は全文を読んでも「?」ですが、アスキーの記事はその長所と短所を書いているなぁと思います。

SHURE SE110
○ドライバー:バランスド・アーマチュア型×1
○感度:113dB SPL/mW(1kHz)
○再生周波数帯域:22Hz~17.5kHz
○公称インピーダンス:27Ω(1kHz)
○入力コネクター:3.5mmステレオ・ミニプラグ、金メッキ
○ケーブル長:約45cm
○質量:約14g(ケーブル、コネクター含む)
○色:SE110/ホワイト×グレー、SE110-K/ブラック・     
○付属品:ソフト・フォーム・イヤパッド(S, M, L)、ソフト・フレックス・イヤパッド(S, M, L)、クリーニングツール、91cm延長ケーブル、キャリングポーチ

2010年9月24日

KENWOOD MEDIAkeg MG-F508 (iTunesFSを使ってプレイリストを簡単にコピー)

ケンウッドのDAP、MG-F508をMacOS Xで使っていますが、iTunesのライブラリからドラッグ&ドロップして楽曲データをコピーしています。

先日も書いた通り、iTunesのライブラリから本体やマイクロSDカードにコピーする作業はなかなか面倒なものです。ライブラリは「アーティスト名」や「アルバム名」のフォルダ構造になっていますが、ライブラリが膨大だとフォルダを探して作業するのが結構大変です。

iTunes上で便利に使える「プレイリスト」が、iPod以外で使えないというのも不便な点です。

「この一ヶ月間にライブラリに追加したものだけ」、「レートの☆が5つのものだけ」、「似た感じの曲を集める」、「特定のアーティストの何枚かのアルバムだけ」といった感じでプレイリストを作っているのですが、このプレイリストをiPod以外でも使えると助かるのにな、と思っておりました。

iTunesFS というアプリケーションを用いることで、「iTunesのライブラリをファイルシステムとして扱う」ことができ、iPod以外のDAPへのドラッグ&コピーが容易にできるようになります。
(相手はDAPではなく、Finderで扱えるものならなんでも可能。NASにバックアップということも可能)

<必要なもの>
iTunesFS (オープンソースソフトウェア) ダウンロードはここから。
(iTunesライブラリの構成をFinderで再現するアプリケーションです)

MacFuse ダウンロードはここから。
iTunesFSは、MacFuseで作られたアプリケーションなので、動作には MacFuse が必須です。
MacFuseをインストールすると「システム環境設定」にアイコンが追加されます。
MacFuseの詳細はここに。http://macwiki.sourceforge.jp/wiki/index.php/MacFUSE


使い方簡単です。iTunesFS.appを起動すると、デスクトップにiTunesFSというボリュームがマウントされます。


iTunesFSのアイコンを開くと、「アーティスト」、「アルバム」、「コンピレーション」、「プレイリスト」というアイコンが出てきます。
これがiTunesFSの "FS" (File System)たるところで、ライブラリデータをわかりやすく表示してくれます。


通常の操作では扱えないプレイリストもこの通り。


アイコンを選んで進んでいくと、このようにプレイリストに登録されている楽曲がプレイリストの順番通りに表示されます。(複数のアルバムが連番で並んでいるのが下の画面です)


プレイヤー本体またはマイクロSDカードにiTunesのプレイリストを(通常のFinderの操作で)ドラッグ&ドロップすれば良いわけです。

iTunesFSのおかげでiPod以外のプレイヤーでもiTunesライブラリを活用することができます。
ぜひお試しを。

2010年9月23日

WindowsPCのCPUを交換

自室に設置しているWindowsPCのCPUを交換しました。
主に使っているのはiMac(2007年モデル Core 2 Duo 2.8GHz + MacOS X 10.6)ですが、テレビ録画用のWindowsPC(WindowsXP Professional)もありまして、こっちはWindowsOSじゃないとできないことをするのにも使っています。

マザーボードはASUS P5Q-EMというLGA775のもの、メモリはPC2-6400(DDR2-800)で合計4GB。これをミニタワー型のケースに入れて使っています。

今までは、Celeron E1200 (SLAQW) というDual CoreのCPUを使っていましたが、最近はNetbook扱いにされるCPUでして、場合によっては「遅さ」を痛感しておりました。



手間を掛けたくないという前提のもと、お手軽にCPUをそろそろ交換しようかと思っておりました。

現行のPentium E6x00だったら性能的にも問題無さそうですし、価格もCore 2 Duoの11,000〜12,000円に比べお買い得な7,000円〜8,000円という価格帯。

LGA775のCPUなので、オークションでも多数出品されており、Pentium Dual CoreのCPUをチェックしていましたが、これだったら新しいDual CoreのPentiumプロセッサを買ったほうが良いかな、という相場。

やっぱり新品買った方がいいかなと思いつつ、高いだろうと思ってノーマークだったCore 2 Duoを確認してみたら、初期のCore 2 Duoであれば4000円以下。
これでいいじゃないか、ということで、Core 2 Duo E6300 (SL9SA)を落札。送料込みで4000円ちょっと。



FSBが800MHzから1066MHzに、L2 Cacheが512KBから2048KBと4倍になったこともあり、さくさく動くなぁというのが実感できます。

今まではCPUを素の状態で動かしていましたが、欲が出てオーバックロック(OC)してみることに。
OC耐性があるCPUのようですが、細かく設定するのも面倒(笑)ということもあり、ちょっとだけOCで動かしてみました。

BIOS設定でBus Speedをデフォルトの266MHzから、344MHzにしてみました。


負荷の掛かるベンチマークソフトを動かして動作チェックで問題無し。普通に運用しても問題が出ていないので、当面はこの状態で使っていこうかと思います。


2010年9月22日

Philip Selway - "By Some Miracle" Streaming & PV

レディオヘッド (Radiohead) のドラマー、フィリップ・セルウェイ (Philip Selway) のソロアルバム、"Familial" が発売になりました。
無料で1曲ダウンロードできるようになっています。
(emailアドレスを登録すると、ダウンロード先のリンクが貼られたメールが送られてきます)

オフィシャルサイト http://www.philipselway.com/
日本語サイト http://www.philipselway.jp/

Philip Selway - "By Some Miracle"

By Some Miracle by Philip Selway

PVも良いです。




ライブ音源を配信する "nyctaper" の紹介 (New York’s live music archivist)

ニューヨークで行われたライブ音源を配信する "nyctaper" というWebサイトの紹介です。
過去にも無料配信するWebサイトをいくつか紹介してきましたが、今回の "nytaper" はライブ音源の配信を行っています。

nytaper - New York’s live music archivist
http://www.nyctaper.com/



音楽配信のBlogでして、その特長はライブを行うミュージシャンの許可を得て、ライブ会場に行き録音を行っているという点です。


PC MAGAZINE の "Our Favorite Blogs 2009" にも選ばれています。
NYC taper features all of the information you require about live shows in the Big Apple. If you can't make it to the gig, though, don't worry: The site lets you know songs the band performed, see picture, and, best of all, hear live recordings from the set. 

録音されたライブ音源はデータ化され、ブラウザ上でのストリーミング再生(試聴)とMP3またはFLACで無料ダウンロードできるようになっています。
(FLACの場合はemailで問い合わせる必要あり)



対象は、Sonic YouthやFlaming Lips、MGMTなどなど、有名なバンドから無名のミュージシャンまで幅広く、ニューヨークのライブシーンがわかる内容となっています。
DISCLAIMER and LEGAL NOTICE
nyctaper.com is a live music blog that offers a new paradigm of music distribution on the web. The recordings are offered for free on this site as are the music posts, reviews and links to artist sites. All recordings are posted with artist permission or artists with an existing pro-taping policy.
All recordings and original content posted on this site are @nyctaper.com as live recordings pursuant to 17 U.S.C. Section 106, et. seq. Redistribution of nyctaper recordings without consent of nyctaper.com is strictly prohibited.
nyctaper.com hereby waives all copyright claims to any and all recordings posted on this site to THE PERFORMERS ONLY. If any artist posted on this site requests that recordings be removed, those recordings will be removed forthwith.

日本では権利関係の制約で、ミュージシャンの許可を得ての録音であっても、このような形態で配信することは困難というのが現状かと思います。

2010年9月21日

Phil Collins - "Going Back" と モータウン

フィル・コリンズの新作、"Going Back" が出ました。
2008便に引退表明、その後の闘病生活などを挟んでの新作です。
80年代の一連のソロ作をリアルタイムで経験しているというおかげで、「Genesisの人」というよりは、ソロで馬鹿売れした人という印象が強いです。

初めて接したのは、1982年発売のソロ2作目の "Hello, I Must Be Going!" に収録されている "You Can't Hurry Love" (恋はあせらず)がシングルカットされ、がFM放送エアチェックしたあたり。

有名なモータウンナンバーですが、モータウンという名称は知っているけどそれ以上のことはよく知らない、そんな時でしたから、この曲の気持ちの良さというのは何なんだろうと思ったものです。


2010年の復活作は、Goffin/King の曲名 "Going Back" を冠した、モータウンを中心とした60年代のアメリカン・ポップス(ソウル)のカバー集となっています。


モータウンのアルバム、今ではオリジナルからコンピレーションまでたくさんのアルバムが容易に入手できますが、私がモータウンのミュージシャンのアルバムを買ったのは、1983年頃だったと思います。

前述のフィル・コリンズのカバー曲を知ったあたりに、The Beatlesの ”Please, Mr. Postman” や "Money" などもオリジナルはモータウンなんだと知ったんだと思います。
(当時はThe Beatlesのアルバムを買うと全アルバムを解説した冊子を配布していて熟読していました)

同じ頃に The Jam の1979年のアルバム "Setting Sons" でカバーしていた  "Heat Wave" を知って、いろんな人が取りあげているもんだな、と思ったものです。

1983年にサントリーのCMでテンプテーションズの "My Girl" が使われ、テンプテーションズのアルバムを買いました。(いわゆるベスト盤ですね)




それ以降、オリジナルのモータウンに興味を持ち、レコードでいくつか収集していきましたが、オリジナルアルバムでの発売は少なく、ミュージシャン単位でのベスト盤でのリリースが多かったように思います。(もともとシングル発売を前提としていた年代なのでそれでも良いのですが)

さて、2010年発売のフィル・コリンズの新作、早速聴いていますが、オリジナルに忠実にカバーしています。バックバンドにはモータウンで実際にレコーディング・ミュージシャンとして活躍していたファンク・ブラザーズのメンバーが参加。
演奏そのものが当時の再演なので、なんでフィル・コリンズが歌っているの?これってカラオケなんじゃないの?と思ってしまいます。(それぐらい忠実なカバーアルバムです)

モータウンや60年代アメリカのソウルミュージックへの愛情、というものは感じます。
フィル・コリンズのファンの方には彼の歌声が加わっているというだけでも魅力的なのかもしれません。
しかし、ここまで完璧にカバー(コピー)されてしまうと、オリジナル曲をこの曲順で収録した方が魅力的なんじゃないのかな?と思ってしまいます。

このアルバムを買うであろう層の人に、今さらモータウンを知って欲しいと思ったのか。
1982年の「恋はあせらず」のシングルカット、そしてそのヒットは少なくともモータウンを知ってもらう導入口になっていたと思うのですが、今作ではどうなんでしょうか。

これからモータウンのヒット曲を聴いてみたいという方には、"Hitsville Usa: Motown Singles Collection" という4枚組のBoxをおすすめします。
1959年から1971年のモータウンのシングルヒット曲を網羅した4枚組です。




2010年9月20日

KENWOOD MEDIAkeg MG-F508 (利用状態)

ケンウッド MG-F508、マイクロSDに沢山のファイルを入れてからは電源入れるとやはり待ち時間ができるようです。
今日もそんな状態。待ち時間はそう長いものでは無いのでこのまま使います。
(待ち時間は10秒程度。再生が終了しスリープに入ってからの復帰でも待たされます)

いまはMG-F508にゼンハイザー HD25-1 IIをつなげて Beck の Sea Change を聴いてます。


内蔵メモリへの読み書きが遅い件、よく仕様を確認したら「インターフェース USB 2.0(Full Speed)、 USB 1.1 互換」なんですね。
USB 2.0だからHigh Speedだろうと思っていたら、Full Speedでした。
転送速度は、High Speed が 480Mbps に対し、Full Speed は 12Mbps 。道理で遅いわけです。

システム情報で内蔵メモリとSDカードのファイル数、容量を確認することができます。



マイクロSDにはまだまだ入るのですが、前述の待ち時間が長くなる予感がします。
後日試してみます。

KENWOOD MEDIAkeg MG-F508 (初のハングアップ?)

ケンウッドのMG-F508、観察日記化しておりますが今日も続きます。
今日はバッテリーの残目盛りが1つになったので充電。満充電まで放置しておきました。
週に一回程度の充電というペースになりそうです。(長持ちだなぁ)

iTunesのライブラリからマイクロSDカードにあれこれコピーしましたが、16GBは広大ですね。
手作業だともう面倒なぐらいに広いです。


iTunesライブラリのこの画面(Finderでフォルダを表示)からマイクロSDにドラッグ&ドロップしてコピーしていくのですが、アルバムアートがあるわけでも無いんで結構大変です。



やはり iTunes + iPod は便利だよなぁと痛感。

4GBぐらいしか埋まりませんでしたが、マイクロSDをMG-F508に挿入して起動。
ところが、「しばらくお待ちください」が延々と。

時計マークだけが点滅。



1分以上この状態だったので、側面にあるResetスイッチを押すことにしました。


ゼムクリップの先を伸ばしたものでResetスイッチをつつき、再度電源を入れましたが今度は起動時のKENWOODのロゴ画面が何度も出てきて嫌な予感。

もういいやとしばらく放置していたら起動していました。
次回からは待たされても待ってみたほうが良さそうです。

どうやらマイクロSDに大量の音楽データが入っていると起動時に待たされる仕様のようです。
起動時にタグを読み込んでいるんですかね?
マイクロSDのに入っている「曲」は、マイクロSDのフォルダ表示からじゃないと再生できない仕様なんだから都度ブラウジングするだけだと思っていましたが違うようです。

2010年9月19日

ポータブルCDプレイヤー(SONY D-22) 内部写真

以前も紹介していますが、SONYのポータブルCDプレイヤー、D-22です。
1989年発売のCDプレイヤー。まだまだ現役です。
ちょっと分解する用事があったのでありました。



電池は単3電池を4本。構造はD-11とかと同じです。


操作部

右側面には強力なBass Boostのスイッチが。(Mid,Maxの2段階)


背面はDCジャック(DC9Vセンター-)、アナログLineOutジャック。


さすがに音飛びには弱いですが机の上での再生では問題無し。


以下、分解編。
底の部分を外して


基板は2本のネジと爪で固定されています。HOLDスイッチのアクチュエータが外れるので無くさないように。
この基板はリペア品。アースポイントの基板割れが修理されています。


フレキを3本抜いてようやく基板の表面へ。


正面側からもう一枚。


調整用の半固定ボリュームは6つ。この写真では5つ写ってます。


もう1つがこれ。


ということで分解写真終わり。

#内部基板の写真リクエストがあったので分解してみました。

映画"High Fidelity" と Jack Black

天候もイマイチだしということで、部屋で映画「ハイ・フィデリティ」のDVDを観ていました。




この映画、何度も観ているんですが時々また観たくなる映画です。

この映画での収穫はジャック・ブラック(Jack Black)に出会えたこと。
主人公(ジョン・キューザック)の経営するレコードショップの店員という役なんですが、彼の濃い演技にやられてしまいました。

ジョン・キューザック(John Cusack)の駄目さが良い味なんですが、ジャック・ブラックの破天荒さがすごく良いんです。

レコードショップの経営者が主人公ということもあって、たくさんのアナログ盤やらCDが登場します。
冒頭のレコードショップのシーンでは、F.P.M.のアルバムジャケットが映ったり、坂本龍一のアルバムがちらっと出てきたり。

冒頭のThe Thirteenth Floor Elevators(1960年代後半のサイケデリックバンド)の曲から始まる音楽も良いです。(ジャック・ブラックが映画でも歌っていた曲が入っているサントラ盤もおすすめです)

2003年公開の映画「スクール・オブ・ロック」(ジャック・ブラック主演)も大好きで、これもDVDで持ってます。
ジャック・ブラックが主演ですが、ハイフィデリティにも出演していたジョン・キューザックのお姉さん、ジョーン・キューザックがこの映画にも出ています。

で、ジャック・ブラック。音楽好きなんだなぁと思っていましたが、実生活でもJazzベーシストのチャーリー・ヘイデン(Charlie Haden)の娘さんと結婚されています。

2008年のアルバム "Rambling Boy" にはジャック・ブラックも参加。(16曲目"Old Joe Clark"のVoがジャック・ブラック)
(このアルバムは盆休みに帰省した際に友人に教えてもらったんですが、早速購入、愛聴してます。録音も良いしおすすめ)

"High Fidelity" Trailer 2000年公開



"The School Of Rock" Trailer 2003年公開








iTunesによる再生情報を集計する(MyMusicLife と Last.fmのScrobbler)

iTunesのライブラリデータを参照して再生情報を集計するソフトの紹介です。
今までに iTunes や iPod などで聴いた曲の傾向を簡単に調べることができます。

一つ目は、MyMusicLife というアプリケーションで、MacOS X 10.5.8以上で動作します。
Last.fm の Scrobble がLast.fmに再生情報を送信して集計するのに対し、これはローカルで実行するアプリケーションソフトです。

ダウンロードはここから。
http://homepage.mac.com/nsekine/SYW/software/japanese/mymusiclife/index.html

初回起動時は、ライブラリのデータを読み込む必要があるので、Reload をクリック。
するとデータの取得が始まります。
(次回起動時は前回の取得分が表示されます。Reload するまでは前回取得分なので注意。)


取得した直後の画面です。
ジャンル、アーティスト、アルバム、トラックのそれぞれの統計を表示できます。


トラック毎の統計で、再生回数順に並べてみました。
左からトラックのタイトル、再生回数順と全体での割合、再生時間とその割合。
それぞれの列でソート可能です。



二つ目は Last.fm の Scrobbler というアプリケーション。

Last.fmにデータを送信するのが Last.fm Scrobbler というアプリケーションで、ここからダウンロード可能です。

MacOS X、Windows、Linux 用があります。
iTunes以外に、WMPやWinampのメディアライブラリにも対応しています。

Last.fm の Scrobble を使ってのチャート表示はこうなります。
週間チャートはこのBlogの右側にも表示している「あれ」です。


環境設定の画面


iTunesの新機能、Ping は iTSから購入した楽曲の履歴や、iTSの画面で評価したもののみ反映されますが、こちらは既存のライブラリやCDからRippingしたデータにも対応しています。
Pingは登録されたアーティストが続々と増えてはいるものの、だから何?という感じがしてしまうんですが、活用している方はどういう使い方をしているのでしょうかね。